ここ数年、製造業を取り巻く環境は大きく変わりました。
特に『大量生産品の海外流出』については、誰もが実感している事でしょう。
しかし、日本国内の製造需要が無くなった訳ではありません。
特に『難しいもの』『量産数が少ないもの』については増加傾向にあるでしょう。
弊社が長くお付き合い頂いているお客様も、そんな社会状況による悩みを抱えておりました。
板バネ部品の量産化が決定したが、2ヵ月に1回・50個しか使用しないらしいのです。
本来なら金型で製作するのに適した部品だが、流動数を考えると金型費用が大きくトータルコストとして予算オーバーになってしまう、との事でした。
確かに、金型での部品製作はある一定数以上流動する量産品に適しているのは事実です。
しかし、小ロット流動の量産品に適した方法もございます。
まずはワイヤー放電加工機、またはレーザー加工機で材料を抜きます。
これはプレス加工でいう『外形抜き』に該当する工程です。
次に、曲げ形状がある場合、その曲げ角度に応じた『簡易型』といわれるもので曲げ加工を行います。
金型を起工しなくても同等の製品は製作出来るのです。
さらに、検査等の管理方法は大量生産時と同じなので品質についてもご安心頂けます。(因みに試作品も同じ方法で製作します。)
小ロット・多品種という時代のニーズに合わせた製作方法もご用意しております。
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